ブレイドアンドソウル RMTの魅力は、“操作する楽しさ”に集約されているといってもいいだろう。プレーヤースキルを問われる操作はもちろん、かっこよく動くキャラクターの動きが生む爽快感、軽功を使った移動など、MMORPGでは退屈になりがちな部分をしっかりした遊びとして作りこんでいる。
クエストもただ敵を倒すだけではなく、採取あり、探索ありとバラエティに富んでいる。章立てになったミッションには、毎章ごとに盛り上がるポイントがあり、凝ったクエストを楽しむことができる。ナビゲートも親切で、韓国語がそれほど堪能ではない筆者でも、直観的に遊ぶことができた。
BNS RMT
今回はプレイ時間の関係で、生産要素とPvPを遊ぶチャンスがあまりなかった。前回のCBT2に参加した時には、まだ無差別に近いPKが可能だったので村にいるとリスポーン地点にPKが待ち構えていて苦労したりもしたのだが、今回はそういったことがほとんどなく、本当に好きなもの同士がコミュニケーションとして対人を楽しんでいるという雰囲気だった。自分がPvPのための服装をしていなければ襲われる心配はないので、対人を好まないという人でも気軽に遊べることができるのは配慮された仕様だ。
Blade&Soul RMT
また、今回のCBT3で「活力(かつりょく)システム」が実装された。これは、長時間プレイをしていると、取得経験値が減っていくという一種の疲労システムで、遊びの時間を制限されたくないプレーヤーから批判が巻き起こった。システム自体にバグもあったようで、今後システムの在り方が見直される可能性もありそうだ。
「ブレイドアンドソウル」は今回プレイした期間で考えるなら、間違いなく現在最高峰クラスの面白さだ。近年、大作MMORPGが今1つ不作で、MMORPGは旬を過ぎてしまったのではないかと失望することもあったが、今回プレイしてみてMMORPGの新しい可能性を感じることができた。オフラインのRPGのようにストーリーを楽しみながら腕を磨いてもよし、仲間と一緒にMO的な狩りや装備集めを楽しむもよし、勢力戦でMMORPGらしい大規模戦を楽しむもよしと多彩な遊び方が用意されている。
ブレイドアンドソウル RMT