G-Star 2013のビジネスエリアにあるNHN Entertainmentのブースで,同社が韓国でサービス中のMMORPG「EOS(ECHO OF SOUL)」を紹介してもらった。本作は,2013年9月11日にサービスが開始されて以降,近年のタイトルとしては好調とのこと。本作の魅力はどこにあるのか,開発元であるNviusのCEO,Kim June-Sung氏に話を聞いたので,さっそくお伝えしよう。
EOSは,ファンタジー世界を舞台にしたMMORPGだ。Kim氏によれば「MMORPGは複雑で難しいという偏見を破り,誰もが気軽に楽しむことができるゲームを作る」ことを目標に開発されたという。MMORPGはたくさんのシステムやコンテンツが用意されたジャンルであり,新規ユーザーは,プレイのために攻略サイトなどで勉強する必要があることも多い。そこをなんとかしたかったそうだ。
そのため本作には,次に何をすれば良いのかのヒントが表示されたり,クエストの目的地をナビゲートしてくれたりといった補助機能が用意されている。戦闘はオーソドックスな「敵をクリックしての自動戦闘方式」を採用しているほか,ボス戦での特殊な攻撃に対して「ここに退避しろ」というようなメッセージが表示されるなど,とにかく分かりやすさを重視しているとのことだ。
とはいえ,ヒント表示や目的地のナビゲーションは,最近のMMORPGにおいて「搭載されていて当たり前」の機能であり,自動戦闘方式にしても,「つまり,普通のMMORPGじゃないの?」と思ってしまう。
しかしKim氏によれば,EOSの魅力は,こうした分かりやすさで多くの人が遊び始められる入口を作りつつ,しっかりと自分が成長していると感じられるようなステップアップの仕組みが用意されていることにあるのだそうだ。エコーオブソウル RMT
例えば,基本操作やゲームシステムに慣れてくると,ダンジョンでの戦闘が待っているわけだが,本作ではソロプレイ用のダンジョンが用意されており,パーティを組む前にダンジョンでの戦い方を練習してから挑めるようになっている。また,パーティを組んで遊ぶコンテンツも,5人,10人,20人と,さまざまな規模のものがあり,だんだんとコアな遊び方ができるようになっているという。
さらに,そうやって強くなっていったプレイヤーや,もともとMMORPGに慣れているプレイヤーに対しては,上級者用コンテンツを豊富に用意することで,遊び込めるようになっている。
その象徴が,攻略の達成感を高めたというインスタンスダンジョンだ。Kim氏によれば,一般的なMMORPGであれば,高レベルに到達してしまうと,遊べるダンジョンは数個しかなく,飽きてしまうが,その点,EOSには上級者向けのダンジョンが30個以上もあるという。さらに,その中に,ボスが60~70体用意されており,それぞれが6,7個ものスキルを使用してくるなど,バリエーション豊かな戦闘が楽しめると,Kim氏はアピールした。
また,15人vs.15人で拠点の取り合いが楽しめるPvPや,8つのサーバーで総計2万個のギルドが参加するギルド戦といった,対人戦も人気とのことだ。
そのほか,EOSではコミュニティ要素を充実させるために,スマートフォンからギルドチャットに参加したり,郵便機能でアイテムを送ったり,あるいはオークションを利用したりできることもポイントだという。EOS rmt
最後にKim氏は,本作のサービスについて,韓国内で良い評価を得られたので,なるべく早く海外でも展開していきたいと述べていた。日本でのサービスにも期待したい。