アラド RMT
ネクソンは本日12月7日、東京・品川インターシティホールにて「アラド戦記 天下一決定戦2013」を開催。2部門に分けての大会や来年のアップデートに向けた動画公開などがあった会場の模様をお届けする。
本イベントは、PvP大会の「決闘部門」と、ギルドの代表者が挑む大会「ギルド対抗ダンジョンタイムアタック部門」に分けて行われた。決闘部門はオンライン予選を通過してきたプレイヤーと、前回大会の優勝者、順優勝者を加えた計16名が参戦。トーナメント形式で優勝を目指して競い合うこととなる。
一方のギルド対抗タイムアタック部門は、その名の通りダンジョンのクリアタイムを競うというもの。全8チームが参戦しており、ギルドの代表者が指定されたダンジョンの最速クリアを目指す形だ。
大会の合間、インターバルでは2014年のアップデートに関する動画も公開されたので、先にこちらの情報をお届けしよう。まず2014年春には、各職業のバランス調整と、女格闘家の二次覚醒実装が行われる。また夏頃には、“アラド大陸の全てが変わる”と称した大規模アップデートも控えており、ここで38か所のダンジョンと5つのエリアが追加される予定だ。
さらに2014年内の予定として、新キャラクターのナイトに関する動画もあった。この発表は同日に韓国でも開催されているオフラインイベントと同時であり、これ以上の情報はまだ明かされていないので、実装時期やキャラクターの特長含め、今後の情報を楽しみに待とう。
始めに行われた決闘部門は、準決勝までは1勝先取という、波乱が巻き起こる可能性のあるルールになっていることがポイント。1試合目は選手のひとりが会場に到着できておらず、不戦勝という立ち上がりだったが、実況・解説をしたyukishiro氏が「最近はプレイヤーのレベルが上がってきて、一方的な試合は難しい」と話していた通り、2試合目以降はお互いがけん制し合いつつコンボを決めては反撃してはと、どれもかなりの接戦となった。
中でも波乱といえたのが4試合目、えれこ選手とPa-in選手の対戦カードだろう。過去2回の大会で準優勝したPa-in選手と同じエレメンタルマスターを使うえれこ選手。同じ職業同士ではあるが、Pa-in選手は対近距離向け、えれこ選手はオールマイティで遠距離も可能なスキル構成となっており、対戦開始前から注目が集まっていた。
スキル構成的には戦いやすいえれこ選手だが、Pa-in選手のほうが場数が多いように思え、どちらか勝利するのか予想もつかないなか対戦がスタート。お互いコンボをつないで一気に試合を決めにかかるよりは、一発一発を決めていこうというスタンスを取っていた。序盤はえれこ選手が攻勢で、さすがの実力で反撃を続けるPa-in選手だったが、少しのリードを奪い続けたままえれこ選手が押し切り、同キャラ対決を見事勝利。前回の準優勝者がまさかの一回戦敗退という結果となった。
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二回戦も、不戦勝で勝ち上がってきたFrancis_3選手が残念ながら小鳥遊結衣選手の勢いに押されて負けてしまったり、Pa-in選手を下したえれこ選手も☆繚乱萌☆選手に敗れてしまったりと、見ごたえある試合が続いた。しかし前回優勝者のはんにゃばる選手は変わらずの実力で、2回戦を危なげなく突破。そうして下記の通り4名の選手が準決勝に進んだ。
準決勝からは2本先取となり、1試合目は小鳥遊結衣選手と☆繚乱萌☆選手の対戦。Pa-in選手を破ったえれこ選手を倒して勝ち上がってきた☆繚乱萌☆選手がリードを奪うが、その後もお互い反撃に次ぐ反撃で、両者ともにHPが残りわずかな状態に。そんなギリギリの戦いを制したのは小鳥遊結衣選手。1勝をもぎ取った後は、その勢いのまま2戦目は危なげない勝利で決勝進出を決めた。
2試合目ははんにゃばる選手とあわじくん選手の対戦。序盤から相手を画面端に追い詰め、一気に追い立てるはんにゃばる選手だったが、あわじくん選手の召喚獣に邪魔されコンボが中断されたりと、苦戦を強いられてしまう。あわじくん選手がそのまま相手を追い詰められていき、王者を相手にまずは1勝を手にした。
何とか盛り返したいはんにゃばる選手だったが、今度は召喚士が戦いやすい位置取りを許してしまい、一気に押し切られてしまう。その後も反撃のチャンスを生み出せず、ここで敗退。
続く☆繚乱萌☆選手とはんにゃばる選手による3位決定戦は、障壁を出すタイミングが上手く、ダメージを受けないよう戦う☆繚乱萌☆選手が優勢で進み、王者の粘り強さを退けそのまま1勝を獲得。2試合目もはんにゃばる選手が押される形となり、☆繚乱萌☆選手が2連勝で3位をキープ。
前回大会の覇者たちが3位に食い込めていないなかで展開する、小鳥遊結衣選手とあわじくん選手による決勝。HP的にはリードを奪うあわじくん選手だったが、召喚獣を思ったように出せていないようで、勝負は拮抗。ジャンプ攻撃を織り交ぜつつ召喚獣の妨害を避け、上手くコンボを繋いだ小鳥遊結衣選手が勝つかと思いきや、最後の粘りを見せたあわじくん選手が1勝。
2試合目は、準決勝時のように召喚獣をしっかり呼び出し、あわじくん選手が終始優勢のまま対戦が続く。負けじと画面端に追い込んでコンボを決めにいく小鳥遊結衣選手だったが、序盤に奪われたリードが大きく勝利とはならず、あわじくん選手が2連勝で見事2013年大会の優勝を飾った。
タイムアタックは4名が同一テーブルでタイムを競い、そのうち1名だけが次へ進出。勝ち上がった2名による直接対決が待っていた。1回戦の前半戦からは圧倒的な速さを見せ付けた「Z.A.F.T-II」の神姫望星丸選手が、後半戦からは最後のマップで一気にタイムを縮めて好タイムを記録した「ノーガード戦法」の仄髑一護選手がそれぞれ勝ち上がった。
決勝戦で使われたマップは「幽霊列車」。お互いが進行状況を抜きつ抜かれつつの接戦で、途中ほぼ同じタイミングで次のマップへ進むシーンも。しかし、最後のマップに一足早く突入した神姫望星丸選手がボス戦を素早く決めて見事優勝、クリアタイムは1分21秒30だった。
両大会を終え、最後には決闘部門の上位3選手と、タイムアタックで優勝した神姫望星丸選手の表彰が執り行われ、イベントは締めくくりとなった。