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日本では7月31日に実施された「Pokémon GO」(iOS / Android)の最新アップデートに関する解説が,本作の公式Facebookページに掲載されている。本アップデートでは,近くにいるポケモンの足跡が消えたり,iOS版限定でバッテリーセーバー機能が削除されたりして賛否両論となった。ここでは開発チームによる見解をお伝えしよう。
○3ステップ・トラッキングの削除
プレイヤーの近くにいるポケモンの下に,足跡という形で表示されていた“3ステップ・トラッキング”のアイコンが削除されたのは,「デザインを改良する」ため。オリジナルのアイコンは多くのプレイヤーに親しまれていた一方,混乱を招く要素のひとつでもあり,ゲームデザインに適したものではなかった。なお,機能を改善して再登場する可能性はある。
○サードパーティによるトラッキングサービス
「PokeVision」など,サードパーティが提供していた独自のトラッキングシステムは,サーバーへの負荷などでほかのプレイヤーに負担をかけるので,サービスの質を維持するために利用を制限している。
○ブラジルでのサービス
ブラジルを含む,いくつかの国では近日中にサービスを開始予定
Pokémon GOを開発したNianticは,こうした変更について一部プレイヤーから評価が得られないのは仕方ないとしつつも,今後もさらにサービスを改善できるよう昼夜を惜しんで改良を続けていることを述べている。
ただ,本来なら今回のような解説は,パッチノートをアップデートとともに公開したり,公式サイトなどでよりファンに近い形で議論したりすることを多くのゲーマーは求めている。今回に関しては,Nianticが後手に回ってしまったことは否めないように思う。
また,伝説のポケモンに関する話題もお伝えしよう。北米最大の投稿サイトRedditに,“フリーザー”(英名: Articuno)をアメリカ中西部のオハイオ州で目撃したとの情報が寄せられている。すでに“ミュウツー”などのデータが存在していることは明らかになっていたが,もしこのフリーザーが本物であるのであれば,伝説のポケモンが世界で初めて見つかったことになる。
その一方で,Facebook内にある,本作のファンが集う「こちら」のグループでは,Kaitlyn Covey氏という参加者が撮影したフリーザーのムービーを巡って騒動が起きている。
映像は画質がかなり粗いものの,とあるジムをタップしたら,そこにフリーザーが配置されていたことが分かるという内容だ。Covey氏は,自身がフリーザーをジムに配置したことを明かしたうえで,「Nianticにメールを送ったら,“ギフト”としてデータが送られてきた」などと話しているが,Nianticは,Geek.comの取材の中で,「ギフトを個人に贈ることはない。なんらかのハッキング行為があった証拠だ」と糾弾している。こちらに関しても,より明快な見解は必要になるだろう。
先日掲載した記事でもお伝えしたとおり,いまや世界で7500万ダウンロードを突破した大ヒットアプリゆえに,些細なことですら大事になってしまっている。伝説のポケモンは当たり前だが誰もが望み,手に入れたい目玉である。一つ間違えれば“PRディザスター”(広報の失態)にもつながりかねないデリケートな話であり,Nianticにはオープンで公正な姿勢が求められることになりそうだ。