『アルピエル』にはダンジョン攻略の他に「採集」「製作」という楽しみがあります。
フィールド上に存在する「オレンジの木」「亜麻」など、素材となるアイテムを集めて、キャラクターのコスチュームやマイルームの家具、ダンジョン攻略などで役立つ料理アイテムなどを作るというもので、こういった生産型コンテンツが好きなユーザーも『アルピエル』には非常に多いのが特徴。
アクション性の高いダンジョンコンテンツと、まったりと自分のペースで楽しめる生産系コンテンツ。この2つが『アルピエル』の柱となっているわけです。
【製作】
アイテムの製作にはNPC「バルティオン」やメニュー画面から確認できる「救護団」の納品依頼を達成することで得られるポイントを使ってレシピを購入。必要な素材を集めて、「製作」ウィンドウから作りたいアイテムを選んでポチッとするだけ。とてもカンタン。
数分から数時間の製作時間を経て、アイテムが完成するというシステムになっていて、料理や素材の加工は数分から数十分程度、家具やコスチュームなどは数時間かかる場合も。プレイヤーの間ではログインしているうちに採集と素材作りに勤しんで、ログアウトする前に製作時間の長いアイテムをキューにセットしておくのが一般的となっています。
こうして出来た製作アイテムは個人で利用するだけでなく、攻略勢と生産勢をつなぐ市場として「取引所」が用意されているので、ここに出品して販売することも可能です。
「取引所」での購入はNPCの居る場所へ行かないといけませんが、出品はメニュー画面の「カバン」からいつでもできるというのは利便性が高くて好印象ですね。
【採集】
フィールド上にポップするアイテムを集める「採集」。これにはさまざまなアイテムが用意されていて、アイテム製作に必要な素材が手に入ります。
一定の確率で「輝く~」とついた上位素材が沸いたり、「変異した~」とつく特殊な素材もあり、そこから得られるアイテムはレアだけでなく、ユニークも含まれているので、それ目的で生産好きなプレイヤーが集まってPTを組み、フィールドを走り回っていることも。
また、定期的に巨大化した素材がポップするようになっており、これは生産系プレイヤー向けに用意されたレイドコンテンツとなっています。ここからはレア素材を高い確率で多く獲得できるのが魅力。
ただ、この巨大化した「採集物」は非常に時間泥棒なシステム。たとえば0時00分にポップする「巨大なオレンジの木」を伐採したあと、0時20分にポップする「巨大な亜麻」を採集しに行き、0時40分にポップする「巨大な宝石原岩」を採掘していると、また「巨大なオレンジの木」が湧く……といった具合にひたすら採集し続けてしまう恐怖のループが。
ネット上でよく見かける漫画「COBRA」を元にした「知らんのか」ネタをもじって、「採集が終わると採集が始まる」というやりとりをチャット上で見かけたときは思わず笑ってしまいましたが、生産をメインに遊んでいるとマジでそうなるから笑えない。