ネクソンは2019年5月11日,現在サービス中のスマホアプリ「メイプルストーリーM RMT」(iOS / Android。以下,メイプルM)のオフラインイベント「はじめしゃちょーpresents メイプル同窓会」を,東京都内で開催した。
本イベントは,過去にPCオンラインゲーム「メイプルストーリー」(以下,PC版)をプレイしていたという,YouTuberのはじめしゃちょーさんをゲストに,みんなで一緒に思い出話に花を咲かせたり,ミニゲームで盛り上がったりしよう,といった趣旨で行われたものだ。
大きな拍手を受けてステージに登壇したはじめしゃちょーさんは,最初にPC版に関する思い出を語ってくれた。それははじめしゃちょーさんが小学生のときのこと。先輩がPC版をプレイしている姿を見て,「これはすごい」と思って始めたはいいが,当時はうまくプレイできず,「キノコを倒すのが精一杯」だったのだとか。また,PCは家族で共有していたため,21時以降は使わせてもらえなかったとのことだ。
はじめしゃちょーさんが愛用する職業は「ダークナイト」で,PC版でもメイプルMでもダークナイト一筋で遊んでいるとのこと。黒いオーラをまとった禍々しさを見せつつ,アバターの顔をあえて笑顔にすることで不穏な雰囲気を醸し出す……そういったキャラクター性で楽しんでいるそうだ。
また,メイプルシリーズの登場キャラクターのなかでは「イエティ」がお気に入りだという。“UMA(未確認動物)”として一般的にイメージされる狂暴そうな姿とは違い,ゲーム内では可愛らしい姿を見せてくれる,そのギャップがいいとのことだ。
ちなみにメイプルMでは,はじめしゃちょーさんをモチーフにしたコラボアバターが無料配布されたが,一般のプレイヤーに先駆けてアバターを入手したとき,白衣姿の目立ちっぷりに恥ずかしさを感じて,思わずキャラクターに紙袋を被らせてしまったという。
そんなトークの途中,サプライズゲストとしてYouTuberのゆきりぬさんが登場し,会場はいっそう華やかになった。
ゆきりぬさんはメイプルMのプレイヤーで,秋葉原で行われたリアルイベントなどにもプライベートで参加していたのだという。そしてゆきりぬさんが選んだ職業は,偶然にもはじめしゃちょーさんと同じダークナイトであり,2人して「(ダークナイトの)攻撃が中二病テイストでカッコいい」と意気投合していた。
イベント中盤には,はじめしゃちょーさんと来場者が協力して「選抜エリートダンジョン」に挑戦するコーナーが設けられた。はじめしゃちょーさんが声を出してメンバーを牽引し,槍を振り回して前線で奮闘。途中,井戸に落ちて1人ぼっちになってしまうハプニングもあったが,来場者たちの協力もあって見事にエリートダンジョンをクリアしていた。
続けて,クイズ大会やプレゼント抽選会などのコーナーも実施された。普段はモニター越しにしか見ることができないはじめしゃちょーさんが目の前にいるとあって,当初は緊張した面持ちの来場者も見られたが,はじめしゃちょーさんの人柄もあってか,終始笑顔のたえない会場になっていったのが印象的だ。
最後は,はじめしゃちょーさんが「みなさんのメイプル愛が伝わりました。これからレベル120を目指して頑張ります。今日はありがとうございました」と,今後もメイプルMを継続して楽しんでいく旨を語り,イベントはお開きとなった。
普段はソロでプレイしているというはじめしゃちょーさんだが,エリートダンジョンのプレイ中,「仲間と遊ぶのは面白いですね」と口にする場面があった。もしかしたら,今回の場がゲームをみんなと楽しむようになるきっかけになるのかもしれない。などと,メイプルMの今後の広がりも感じさせてくれる同窓会であった。