現地時間の2019年5月15日~17日にロンドンで開催された「ファイナルファンタジーXIV RMT:漆黒のヴィランズ」(PC / PS4 / Mac)のメディアツアーでは,新システム「フェイス」を使って,新しいダンジョン「水妖幻園 ドォーヌ・メグ」の攻略が可能だった。本稿では,フェイスの感想を交えつつ,動画でダンジョンの様子を紹介しよう。
今回,筆者がプレイしたジョブはメインで使用している“学者”だ。普段はキーボード/マウスでプレイしているが,UIの配置が異なる環境だったり,会場の機器が英語配列キーボードだったり(ところどころで隣のキーを押している),慣れない形状のマウスで操作していたりするため,ミスが多くなっている点はご理解いただきたい。
また,当然ながら動画の内容はダンジョンのネタバレになるので,その点は注意してほしい。なお,新しいバトルバランスにおける学者の手触りについては,「こちら」のレポートで触れている。
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※このバージョンは最終調整前のものであり,リリース時には大きく変更される可能性があります。また,掲載したスクリーンショット,動画の内容も最終調整前のものであり,リリース時には大きく変更される可能性があります
フェイスは,漆黒のヴィランズで追加される新システムで,パッチ5.0以降のメインストーリーにおいて攻略するインスタンスダンジョンに,AIで動作するNPCを連れていけるというもの。要はソロで新ダンジョンが存分に味わえる機能というわけだ。
今回のツアーにおける遊び方は,コンテンツ一覧にある「フェイス」を選択。フェイス専用の画面が開くと,リストに並んだ仲間から[1タンク/1ヒーラー/2DPS]の構成になるようにキャラクターを選択して,準備ができたらスタートだ。
なお,今回のハンズオンで選択できた仲間とジョブは以下のとおり。
ミンフィリアが双剣士というのは驚いた(ちなみに「ファイナルファンタジー レコードキーパー」ではナイトと思われる装備・アビリティだった)。どのような背景があるのかは不明だが,「漆黒のヴィランズ」のトレイラーでは,小さなミンフィリアをサンクレッドが保護しているように見えるので,彼が戦い方を教えたのかもしれない。
さて,実際にインスタンスダンジョンに突入すると,冒険者小隊の攻略任務のようにプレイヤーが先導して進むことになる。仲間への指示は一切できない点が攻略任務との違いだろう。プレイヤーがタンク以外の場合,敵に絡まれない範囲で集団に近づくとサンクレッドが反応。勝手に突撃してくれるので,単独で突っ込んだり“先釣り”をしたりする必要はない。ただし,この突撃するモンスターも選択できない(距離で選んでいる?)ので注意しよう。
攻略自体は,(ギミックを理解していれば)概ね30分程度で可能なようだ。AIは小隊に比べて賢いものの,それでも範囲攻撃に引っかかったり,思わぬ動きをすることがあるので,プレイヤーはそれをフォローしながらうまく攻略する必要がある。その点を除けば,ほかのプレイヤーと攻略しているような感覚でダンジョンを進めるはずだ。
フェイスをプレイしていて面白いのは,ジョブの違いだけではなく,各キャラクターの個性も動きなどに反映されているという点。詳細は動画に収録したサンクレッドやアリゼー,ミンフィリアの行動に注目してほしい。
「水妖幻園 ドォーヌ・メグ」に入ると,巨大な花が咲く不思議な空間に到着する。どんな経緯でここを攻略することになるのだろうか。
ところどころで,フェイスの仲間が声を発しながら戦闘している。ボスのタイミングでは,アリゼーがリミットブレイクを発動。なお,ネタバレ対策なのか,仮なのか,宝箱の中はすべて「ポーション」だった。
ボスに対峙して開幕リミットブレイクをたたき込むアリゼー。アクティブすぎではあるまいか。
ボス戦では,幻影の橋を渡るときの仲間の動きに注目だ。足場のないところを縮地でショートカットするサンクレッド(プレイヤーが同じようなことをやろうとすると落ちる。ずるい)。一目散に橋を渡りきるアリゼー。そして,恐る恐るのミンフィリア。今回のダンジョンで各キャラクターの個性が最も表れているシーンだろう。
なお,プレイヤーキャラクターが橋から落下した場合,恐怖でしばらく硬直した状態になり,もう一度渡り直すことになる(が……仲間がどうにかしてくれたりする。頼もしい)。