スクウェア・エニックスは2020年11月27日,MMORPG「ファイナルファンタジーXIV RMT」(PC / PS4 / Mac)の情報番組「第61回プロデューサーレターLIVE」(以下,PLL)を配信した。「パッチ5.4コンテンツ特集Part2」と題された今回の配信では,「パッチ5.4 もうひとつの未来」について,実機でのデモンストレーションを交えながら,より詳細な内容が語られた。
冒頭から恒例のトレイラーが公開され,「パッチ5.4 もうひとつの未来」の実装日が2020年12月8日であることが明かされた。なお,メンテナンスは12月7日の夕方から24時間程度を予定しているとのこと。その日の夜には「パッチノート朗読会」の配信も予定されている。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
FINAL FANTASY XIV パッチ5.4トレーラー「もうひとつの未来」
現状,パッチ5.45で公開予定の大規模バトルコンテンツ「グンヒルド・ディルーブラム」以外の調整は,ほぼ完了しているそうで,大きな問題が起きなければ12月8日のリリースは可能だろうとのことだ。そして,パッチリリースと同時に,現在開催されている「妖怪ウォッチ」とのコラボイベントは終了となる。まだアイテムが集め終わっていない人はラストスパートをかけておこう。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
本編に入る前に,前回までに発表された内容のおさらいが行われた。ここでは,新たに明かされた情報を中心にお伝えしていこう。
久々の大きなアップデートとなる青魔道士関連。実装はパッチ5.45とちょっと先になる予定だが,インタビューでも語られたように新たな青魔法が24個追加される。また,専用装備の実装も予定されており,こちらは画像もチラリと公開された。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
青魔道士にも関連することだが,コンテンツファインダーにちょっとした修正が加えられる。これまでは人数制限解除を行うと自動的にレベルシンクが解除されていたが,レベルシンクを解除しない設定が可能になる。これにより,青魔法のラーニング確率を下げずに,少人数でコンテンツに挑めるようになる(クリアできるかは別だが)。
ギャザラー関連では,変更が告知されていたフィッシュアイの仕様についても詳細が公開された。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
釣りつながりでは「オーシャンフィッシング」の新航路もチラ見せ。オーシャンフィッシングでは航海中に提示されるミッションをクリアするといった新たな要素も導入されるようだ。
スカイスチールツールのアップデートはパッチ5.45で完了。派手なエフェクトもつくようになる。
新たなアラガントームストーンとして「黙示」という名称も公開に。合わせて装備もお披露目された。海外からの要望が多かった,“ちょっとダーク”なテイストの装備となっている。
ここからは実機でのデモを含めて,より詳細な内容が語られた。
まずは「希望の園エデン:再生編」から,実機を使って1層のボス戦が公開された。敵はなんと「暗闇の雲」。どうやら原初世界で出会ったものとは違うようだが……? なぜこうなるのかはストーリーで語られるそうなので楽しみにしておこう。なお,「希望の園エデン:再生編」では,全編にわたって新しいギミックが多くなっているそうなので油断は禁物だ。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
なお,4層のボスのデザインは野村哲也氏の描き下ろしとのこと。当然ながら,これまで誰も見たことがない,まったく新しいボスとなる。吉田氏は配信のコメントに答える形で「あまりキャラクターっぽいデザインではないです。(コメントで期待されているような)FFVIIIの線は期待しないでおいたほうがいい」と補足していた。
難度については「結構難しい。今回はちゃんと3層がストッパーになる」とのことだ。
こちらも以前のインタビューで語られているように,モンクの「疾風迅雷」を中心とした変更点が語られた。「疾風迅雷」は特性に変更され,常時発動するようになる。その代わり,ダメージ上昇は撤廃され,そのぶんウェポンスキルの威力を上昇させることで同程度のダメージが出せるように変更される。
その他のジョブに関しても数値の調整などが施されるが,詳しくはパッチノートにて。いずれも,下方修正ではなく上方修正でバランスを取る方向になっているという「ファイナルファンタジーXIV RMT」
マンダヴィル・ゴールドソーサー関連では「トリプルトライアド」で大規模な改修が行われる。今回のPLLでは,「トリプルトライアド」をまだ遊んだことがない人向けに,基礎的なルールから説明が行われた。
パッチ5.4からは「トリプルトライアド」で定期的(2時間ごと)に,報酬アリの8人戦大会「オフィシャルトーナメント」が開催されるようになる。この大会では所持デッキではなく,NPCからランダムに配られた組み合わせのデッキを選択して対戦に臨む(ドラフトルール)。8人中3人と戦い,総合ポイントで順位が決定されるようだ。
ドラフトではデッキ資産に左右されないため,ルールを覚えたばかりの初心者でも戦える。もし対戦人数がそろわなくても,不足分はNPCが参加して補ってくれるので,大会は必ず成立するようだ。
また,あらかじめパーティを組んで対戦する「カスタムトーナメント」では,パーティリーダーが4つまで特殊ルールを選択でき,定期開催の大会とはまた違った対戦を楽しむことができる。ただし,こちらはシステム側からの賞品が出ない。「ファイナルファンタジーXIV RMT」