スクウェア・エニックスがサービス中のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV RMT」(PC / PS5 / PS4 / Mac。以下,FFXIV)のファンイベント「FFXIV デジタルファンフェスティバル 2021」(以下,ファンフェス)が2021年5月15日と16日の2日間にわたって開催された。
ファンフェスは,約2年ごとに行われる「FFXIV」現役プレイヤーに向けたお祭りイベントだ。国内では,これまでに幕張メッセや東京ビッグサイトといった大きな会場を使用し,満員になるほどの規模で行われていた。しかし,2021年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い,ステージイベントをすべて生配信でお届けするデジタルイベントとしての開催となった。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
イベント自体はデジタル開催になっても例年と変わらないボリュームで,最新情報や開発の裏話,プレイヤー参加型のイベント,ピアノとバンドのライブが行われ,全世界の光の戦士たちは大熱狂だった。本稿では,2日間のイベント内容をタイムライン順に振り返っていこう。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
FINAL FANTASY XIV DIGITAL FAN FESTIVAL 2021 Day1
FINAL FANTASY XIV DIGITAL FAN FESTIVAL 2021 Day2
ファンフェスの開幕直後,プレイヤーの多くが楽しみにしている基調講演が行われた。最新拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」にて実装される新ジョブ「リーパー」をはじめ,新たなプレイヤー大タウン「オールド・シャーレアン」や数々の新規フィールドとそのウォークスルー動画,約6分もある新PVが公開された。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
そして,拡張パッケージ「暁月のフィナーレ」の発売日が2021年11月23日と発表された。発表後,パッケージの予約受付も開始され,物理アイテム付きのコレクターズエディションの内容も公開された。予約特典には,「ミニオン パロム」とレベリングに役立つアクセサリ「メネフィナイヤリング」,ゲームを先行して遊べるアーリーアクセス権が用意されている。アーリーアクセス権があれば11月19日からプレイできるので,いちはやく「暁月のフィナーレ」が遊びたい人は忘れずに予約を済ませよう。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
また,最後にはサプライズとして,男性ヴィエラの追加が発表された。「漆黒のヴィランズ」を発表した際に,新種族の追加はこれで終わりにすると語られていたが,海外でとくに希望が多かったことや,開発チームが総力をあげてくれたことで実現したという。ロスガルの女性種族も同時実装を検討したが,作業量が膨大になってしまい,とてもではないが難しいということで,今回はヴィエラの男性を優先して追加することに決定したとのこと。
基調講演は詳しいレポートを掲載しているのでそちらをチェックしていただきたい。また,吉田直樹氏(以下,吉田氏)の合同インタビューも載せているので,プレイヤーにはぜひ読んでほしい。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
昨年から始まった日本のコミュニティチームによる公式番組「ハイデリン探検隊」がファンフェスでも開催。コミュニティチームの武田諒治さんとグニサカさんが司会進行を務め,今回はゲストとしてリードストーリーデザイナーの織田万里さんを招いて,ElementalデータセンターのRamuhワールドで,フィールドを探検してみることに。
まずは「暁月のフィナーレ」で登場する“シャーレアン”に所縁がある低地ドラヴァニアを冒険。実は各所に細かい設定があるのだという。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
次に織田さんが設定の原案やフェイスのセリフ,敵の技名などを担当したダンジョン「魔術工房マトーヤのアトリエ」を紹介。マトーヤが現役バリバリのときに使用していたアトリエという設定のダンジョンで,ここでは“ポークシーを作る工程を表現する”という,ほかのダンジョンとは少し異なる作りをしている。「ファイナルファンタジーXIV RMT」
ダンジョンを進行していくと,ポークシーがどんどん出来上がっていく
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1ボス前の道中に出てくる“ソニック・オブ・ズィギー”は,「星海観測 逆さの塔」に登場した“ズィギー”の息子
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1ボスのマッドマンは,かつてマトーヤが作った使い魔の成れの果て
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2ボスのノッケンはヤ・シュトラが幼いころに遊び相手として作った使い魔。作るのに少し失敗し,コントロールの利かないいたずらっ子になってしまった
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一般のゲームサーバーで遊んでいるので,画面は終始,多くのプレイヤーでわちゃわちゃしていたが,最後はプレイヤーと交流してにぎやかに幕を閉じた。