クウェア・エニックスは2021年10月3日,東京ゲームショウ2021における「SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2021 Online」にて,MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」(PC / PS5 / PS4 / Mac)の番組「出張吉P散歩 in TGS 2021 ONLINE」を配信した。
“吉P散歩”は,本作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が,散歩用キャラクターで公開ワールドを訪問して,プレイヤーと一緒に遊ぶという配信番組で,プレイヤーのハウジングを紹介する“ゆるい”ものから,高難度コンテンツに挑戦する“ガチ”めのものまで内容はさままざだ。とくに新情報が発表されるといったことはない(ポロリがないとは言わない)が,吉田氏のトークを楽しみたいというプレイヤーにも人気の番組である。
TGS出張版となる今回の配信では,プレイヤーのハウジングを見学するという内容で,Gaiaデータセンターのワールドにお邪魔することになった。「FFXIV RMT」
最初に訪れたのは,Bahamutワールド Nasuさんのハウジング。テーマは“海の見える部屋”ということだが,家へ入って早々に地下へと案内される。そこにはコンドミニアムと言えばいいのだろうか,海の見えるおしゃれな部屋が存在した。
地下にも関わらず,本当に海が見えるという景色に「どうなってるのこれ?」「え?」「すごい」と語彙力を失う吉田氏 | |
制作期間は1週間弱ほど。もともとあった内装を変えたもので,一番時間のかかる梁の部分はそのままにして残りを制作したという |
「FFXIV RMT」
2軒めもBahamutワールドからIanさんのハウジングで “猫カフェ”がモチーフの「いあねこ堂」。1階部分はおしゃれなカフェになっており,地下に移動するとファットキャットだらけの猫部屋が広がっている。同じモデルがいくつも並んでいると違和感がありそうなものだが,配置の妙と言ったところか,それを感じさせず,しっかりと癒しの空間になっていた。
「FFXIV RMT」
続けて3軒めは,FenrirワールドからMitsuiさんのハウジング。撮影スタジオ風の内装になっており,入ってすぐの場所には“FF in FF”という自身のキャラクターを敵キャラの位置に立たせて撮影できるスタジオが。個人部屋にもスタジオが用意されており,漫画の1ページに入れるというアイデア賞ものの内装に吉田氏も驚いていた。
4軒めはDurandalワールドからLetoさんのハウジング。テーマは“窓際旅館”だという。家に入ると,薄暗い室内に鈴虫の声で,少し怖い雰囲気。そして階段で地下に降りると,そこには温泉街が存在していたのだ。実在の温泉街の通りを参考にしたそうで,建物内の内装については自分で考えたとのこと。どう組み立てたのか,さっぱり分からない。
地下に二階建ての建物があるのを見て驚く吉田氏 | |
制作期間は2日で,計20時間くらいらしい。Letoさんによると“頭の中で組み立てているので配置自体は早い”のだそうだ。なるほど? |
「FFXIV RMT」
最後はDurandalワールドからRdvolberさんのハウジング。“モーグリプランケ”という名前の家で,定期的に体験型ハウジングを企画しているとのこと。現在は“カラクリ屋敷”というテーマで,隠し部屋にある秘密のバーを見つけるという企画が楽しめる。秘密のバーは3日に1回,場所を変えているそうだ。
もともと1時間で回る予定だったようだが,見どころが多いためか1軒1軒に時間がかかってしまい,結局50分延長しての配信になった。それにしても,家具の設置数には制限があるため,あまり複雑な内装は難しいはずなのだが,その範囲でここまで作れるものなのかと,この手の配信を見るといつも感心してしまう。自分もいつかはと思うのだが,……やっぱり普通に配置を楽しむので手いっぱいかも。