コードギアス Genesic Re;CODE製作委員会は2021年10月4日,スマートフォン向けアプリ「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」(iOS / Android:以下,ギアジェネ)を正式リリースした。
本作は「コードギアス」シリーズ初のスマホ向けゲームで,“復活のルルーシュ”後の物語が描かれるシリーズ公式続編だ。「ギアス」の正体をはじめ,これまで明かされなかったすべての謎を解くRPGとされている。本稿では,そんな「ギアジェネ」の魅力を紹介していこう。「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」
※本記事は開発版を使用して制作しています。正式版とは異なる場合があります。
ゲームの主人公は,本作オリジナルキャラクターの少年「アル」だ。彼は時空を超えられる“位相転移のギアス”を持っており,その力を使ってさまざまな時代を観測していくことになる。記憶のない「アル」が観測者としてさまざまな時代を観測しながら,ギアスの謎に迫っていくというのがストーリーの大筋だ。
ストーリーモードは,ギアスの謎に迫っていく「ライン編」と,歴代シリーズの追体験やオリジナルのストーリーが楽しめる「観測編」の2つが用意されている。
「ライン編」は観測を終えた主人公が謎に迫り,考察をしていくタイプのストーリー。「観測編」はキャラクターが1つの物語を紡いでいく内容になっているので,交互に読み進めていくと理解を深めやすいだろう。「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」
「ライン編」のストーリーでは本作オリジナルのキャラクターである「ギギ」が登場し,「アル」との会話を通して世界観や謎について語ってくれる。観測を終えると戻ってくる謎の場所「フィンブルの冬」や,そこにある記憶図書館,そして常に「アル」の傍らにいる「ギギ」という存在など,後々明かされていくであろう謎が散りばめられていた。
「アル」と「ギギ」の関係にも何らかの謎があるようだが,それについては今後のストーリー展開を楽しみにしたい。
一方の「観測編」では,オリジナルストーリーである「血盟の紅羽」や,原作ファンにお馴染みの「反逆のルルーシュ」をプレイできる。
新規ストーリーを楽しめるのはもちろんだが,「コードギアス」シリーズに詳しくない人でも,本作をとおして過去作のストーリーを確認できるのがありがたい。「反逆のルルーシュ」だけでも膨大な量のストーリーになっているので,じっくりと楽しめるだろう。「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」
各ストーリーを読み進める際には,ステージを攻略するバトルパートをプレイすることになる。バトルでは,最大5体のキャラクターを編成し,各キャラに“CODEリンク”という装備をセットして戦っていく。
キャラクターごとに攻撃や回復など得意なタイプが分かれているほか,属性の有利不利という定番のシステムも搭載。
バトルシステムはシンプルで,編成したキャラクターたちはオートで攻撃を行う。フルオートや倍速といった機能も搭載されているので,ストーリーを読むだけならサクッと進めることも可能だ。「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」
もちろん難度の高いステージに挑む際には,マニュアル操作が強い。キャラの必殺技はシンプルに敵に大ダメージを与えるものから,味方のステータスアップやHP回復など,その効果はさまざまだ。最適なタイミングでマニュアル操作に切り替え,状況に適した必殺技を発動させることも,戦闘を有利に進めるためには重要となっている。
なお,画面左下のアイコンが時間経過でチャージされると,特殊な効果を発揮する「ギアス」を発動できるようになる。
ある程度進めると使う「ギアス」の種類も選べるようになるが,初期時点でも相手を拘束して動きを封じる強力な力が使用可能だ。回復が間に合わないときなど,ピンチを切り抜ける切り札になるので,こちらも必殺技と同様に,発動のタイミングを見極めて使おう。
「ギアス」は複数入手でき,編成したキャラとの相性を考えて「ギアス」を変えるのも重要な戦術となっている。キャラと「ギアス」の相乗効果を狙ったコンボなどを考慮したパーティ編成を目指そう。
本作では“深淵”というコンテンツで,戦略シミュレーションのようなバトルも体験できる。「コードギアス Genesic Re;CODE RMT」
“深淵”では,攻撃部隊と防衛部隊を用意して,マップ上に表示される敵を撃破/迎撃していくことになる。画面内にいる敵に向かって攻撃部隊を送り込み,1体ずつ敵を撃破していくやり込み系コンテンツだ。敵に対して送り込んだ部隊は自動的に戦闘を終えて帰還するので,操作の手間はなく,次々と戦闘を繰り返せる。
敵を倒した分だけキャラ育成に必要な素材などが手に入るので,ストーリーコンテンツを進めつつ,こちらにチャレンジするのが主なプレイサイクルとなるだろう。
そのほか,時間経過で資源が集まり,施設を強化できる“Cの世界”というコンテンツも用意されている。ストーリーモード以外にも,“Cの世界”を拡張させるため定期的にログインしたり,“深淵”などに挑んだりと,遊び応えも十分にある「コードギアス Genesic Re;CODE」。新たな「コードギアス」の物語を,本作を通じてぜひ楽しんでほしい。