グラムスが2021年10月21日にサービスを開始したスマートフォン向け新作オンラインRPG「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」(iOS / Android / PC:以下,ラグナドール)は,ヒト型に進化した魅力的な妖怪キャラクターを題材としたオンラインRPG。手軽さと奥深さをうまく両立させたバトルシステムが大きな特徴となっている。その魅力を本稿でお伝えしていこう。
※本記事は開発版を使用して制作しています。
「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」
ゲームの舞台となるのは,妖怪たちが統治する世界。1000年前に封印された安倍晴明とその一党が復活し,再び混乱が訪れた世界を救うべく,プレイヤーは“救い主”として妖怪たちと協力し,敵と戦っていくことになる。
ゲームをプレイしてまず驚かされるのが,イベントCGやアニメーションムービーの豊富さだ。
冒頭から妖怪同士の争いを描いたアニメが流れるほか,ストーリーの合間で頻繁にイベントCGが入り,テキストを詰め込みすぎない作りになっている。独特の世界観をテンポ良く理解させてくれるので,ストーリーに没入すること請け合い。とくにボス戦のBGMは,“楽器を持たないパンクバンド”として知られるBiSHの楽曲が挿入され,大いに雰囲気を盛り上げてくれる。「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」
一見ただのイケメンだが,すぐに泣いてしまう「子泣き爺」,華奢な容姿からは想像がつかないが,巨大な岩壁を操る美少女「ぬりかべ」,そして仮面をつけたクール系の美女「のっぺらぼう」など,誰もが一度は聞いたことがある妖怪たちが,かっこいい/かわいい姿で登場しているのも見逃せないポイント。原点である妖怪の特徴を押さえつつ,美麗なビジュアルで新解釈されているのだ。
本作のバトルシステムには,手札のカードに記載された1~5の数字(チェインナンバー)をつなげて攻撃していく“スピードチェインバトル”が採用されている。
基本的な戦い方はシンプルで,画面下部に並んだカードを小さい数字から順に使用していくだけ。手札は1枚使うごとに補充される(ドローする)ので,とにかく順番どおりにカードを使っていけばコンボがつながり,攻撃を繰り出せる。
なお,キャラの必殺スキルとなっている5の数字を持つカードを含めて,1~5を順番に出すと“フルチェイン”が発動する。“フルチェイン”は回数を重ねるほどダメージの倍率が上がっていくため,1~4のカードで攻撃を繰り出せたときに5のカードをドローしていれば,強敵相手のバトルでも安心だ。「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」
そのほかボス戦など特定のバトルでは,HPゲージの上に“ヨワミ玉”が表示される。この“ヨワミ玉”は同じ属性のカードで攻撃/破壊でき,“ヨワミ玉”がすべて破壊された敵は「ブレイク」の状態となる。
「ブレイク」となった敵は一定時間,行動不能となり,受けるダメージが増加する。かつ「ブレイク」に成功した味方は,行動速度が上昇する「ブレイクヘイスト」の状態になる。要はチャンスタイムというわけだ。
“ヨワミ玉”を持つ敵は,一定ターンごとに強力な技を繰り出してくるため,その前に「ブレイク」させて大ダメージを与えることが重要となっている。
戦い方自体はカードの数字を順番に並べるだけというシンプルな内容でありながら,“フルチェイン”や“ヨワミ玉”などを理解すると,より有利に戦えるという奥深さも備えているのが,本作の“スピードチェインバトル”だ。
「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」
メインストーリー以外のコンテンツの豊富さにも注目してほしい。ソロでやり込むコンテンツからマルチプレイ系まで,遊べる内容は多岐にわたっており,早い段階でギルドに所属することが可能なので,GvGにも飛び込みやすい。
素材を集めてパネルを開放していくキャラボードなど,キャラ育成に関する要素も充実している。キャラとの絆が深まると新たな衣装も手に入るという,お気に入りキャラを使い続けた先にきちんと“ご褒美”が用意されている点もうれしい。
「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」
そのほか,施設を作って資源を集められる“タウン”,放置ゲーム感覚で素材を集められる“探索”,そして1日1回入れる温泉など,豊富なコンテンツ量でプレイヤーを飽きさせない。
チュートリアルが終了した段階でリセマラに役立ちそうなことをなんとなく教えてくれるという機能もあり,プレイヤー目線をとことん追求して作り上げたオンラインゲームという印象の「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫」。妖怪をベースにデザインされたキャラクターたちは本当に魅力的なので,気になった人はぜひプレイしてみてほしい。
「ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫 RMT」