ブレイドアンドソウル RMT
何かと見所の多い本作だが、その世界観全体を支える美しい背景も注目点の1つ。濃淡の重なり合った背景は非常に絵画的。リアリティのある日差しや水の表現も非常に鮮やかで、山紫水明という言葉がふさわしい美しさだ。現在あるオンラインゲームの中でもトップレベルの美しさといって間違いない。開発に長い時間をかけただけあり、細部まで作り込まれた風景はただ移動しているだけでもいろいろな発見があって楽しめる。
桂林を思わせる渓谷や、カンボジアの遺跡のような巨大仏頭などの東洋風のモチーフが、不思議な風景を作っている
韓国の公式HPには、これまで明らかにされていなかった世界観についての説明が掲載されている。「ブレイドアンドソウル」にはたくさんの勢力や種族が登場する。それを理解するためにも、世界設定はぜひ押さえておきたい。
「ブレイドアンドソウル」の舞台は大海に囲まれた4つの大陸。かつては人と妖怪がともに暮らす平和な世界だった。しかしはるか昔、濁気の混沌に包まれ、魔界の門から魔王が出現する。そんな世界の混乱を憂えた仙界の神仙たちは、信託を受けた武人らとともに魔王を封じる。
ブレイドアンドソウル 職業
魔王との戦いが伝説になったころ、中原は2つの王国によって支配されていた。1つは、悠久の歴史を誇る北方大陸の千年王国「雲国」。一時期は4大陸を平定するほどの大国家だったが、今は皇室の暴政で国が傾いている。そんな雲国に反旗を翻した軍馬炎将軍は東方大陸に軍事大国「風帝国」を建国する。
さらに西方大陸には、消えたはずの濁気が沸き起こり、生き物の入れない死の大地となった。濁気はその後も徐々に広がり、北方大陸や東方大陸にも影響を及ぼし始めている。濁気に侵された人や獣は魔物となって、人を襲い始めるのだ。
皇帝の暴政や、2つの大国の戦争、各地を跋扈する暴力的な勢力が人々を脅かしている中、乱世を平定するための正派を名乗る集団が各地に登場した。彼らは門派を超えて団結し「武林猛」を結成した。正派に対抗するため、邪派の勢力は渾天教という宗教と手を結んだ。正派は渾天教を弾圧し、2つの勢力の争いは乱世をますます混乱させた。
そんな乱世の中、俗世を遠ざけて無逸峰に住む紅門派の一門は、師匠の指導のもと熱心に修行を続けていた。主人公もその中の1人だったが、ある日謎の女性「ジンソヨン」とその仲間の「ユラン」、「ゴゴブン」に襲撃されてしまう。大切な仲間を皆殺しにされた主人公は、1人断崖から墜落して漂流し、竹村海岸の漁師に助けられる。
Blade&Soul RMT