幻想神域 RMT
X-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANは「幻想神域 -Innocent World-」(以下,幻想神域)の先行テストを2013年10月21日よりスタートする。
本作は,台湾を本拠とするX-LEGEND ENTERTAINMENTが開発したMMORPGで,かつて「Project7(7番目に開発した作品の意)」というコードネームで話題に上っていたタイトルだ。「Grand Fantasia」や「聖境伝説ONLINE」といった,X-LEGENDがお得意とする可愛い系MMORPGの集大成という位置づけで,“アニメチックファンタジーMMORPG”と謳われるほど,日本発のアニメの質感にこだわって制作されている。
X-LEGEND ENTERTAINMENTの日本法人となるX-LEGEND ENTERTAINMENT JAPANにとっては,「PRIDE OF SOUL -輪廻の章-」に続く,待望の第2弾タイトルとなる。
今回は,正式サービス前のβ版ではあるが,幻想神域のテストプレイを行う機会を得たので,気になるゲーム内容と本作の基本コンセプトを紹介していこう。
日本のアニメを意識して制作された幻想神域は,シンプルなゲーム性を目指す
幻想神域は台湾で先行してサービスが行われているタイトルだが,台湾最大のゲーム系情報サイト「巴哈姆特(バハムート)」では長期にわたって人気ランキング1位を獲得するなど,非常に高い人気を誇っている。これまでの集大成とあって,ゲームシステムが洗練されていることもあるが,タイトルの全体的なデザインが日本風であることもヒットの要因になっているのだとか。実際に公式サイトで公開されているムービーを見ると,手描きの質感のあるアニメ風のキャラクターは確かに日本っぽい感じだ。衣装や風景を見ても相当日本のアニメやゲームを研究していることがうかがえるだろう。
ゲームの基本コンセプトは,“分かりやすい操作で物語に没頭できる設計”だという。本作にはスキルを使うために必要な「MP」がなかったり,キャラクターのステータスが最小限に整理されるなど,オンラインゲームをやったことのない人でもすぐに馴染めるような配慮が多くなされている。要は,システムに縛られず,ゆるーく物語や仲間とのコミュニケーションを楽しめるのが,本作の特徴となっているわけだ。
ストーリーの内容については実際にプレイして確認してほしいのだが,基本となるプレイヤーキャラクターについては,前述のとおり日本のアニメを意識したキャラデザインで作成できる。パーツの多くは日本人ウケしそうなものが揃っており,なにより丁寧に描き込まれているのが好印象だ。試しに女子キャラを作ってみたが,これは確かに可愛い。X-LEGENDの真骨頂といったところだろうか。
幻想神域 郵送
また,幻想神域には,プレイヤーをサポートしてくれる「幻神(げんしん)」というパートナーが存在する。これは,いわゆる「ペット」的な存在で,X-LEGEND作品なら「Grand Fantasia」のミグルや「PRIDE OF SOUL」の名将などと似たものなのだが,最新作だけあって完成度は上がっている。ボス討伐時など,ゲーム中に話しかけてくるなど,マスコット風に仕上がっているのだ。
ちょっとしたアドバイスをしてくれたり,アイテムを探してきてくれたりする幻神は,いざ戦闘となると,幻神とプレイヤーによる「連携スキル」も発動することができ,その戦闘能力は侮れない。
ゲーム中には30種類を超える幻神がいて,ほぼすべてを仲間にし,育成して好きな幻神を選んで呼び出すことができたりもする。この幻神を集めることも,ゲームの楽しみの一つになりそうだ。
キャラクターの育成は,ステータスとアビリティの振り方で決まる
基本的なゲーム内容を見ていこう。キャラクターの移動はW/A/S/Dキーとマウスで視点変更を行うオーソドックスなタイプで,目的地まで自動移動してくれる機能はもちろん,空中でダッシュする感覚の飛行移動も簡単に行える。
初心者にも分かりやすくするためか,ユーザーインタフェースは大きめに作られているが,アイコン類で視界が遮られるのが気になる人は,設定で小さくすることも可能だ。
ステータスの割り振りも非常に分かりやすい。幻想神域では,攻撃ステータスとして攻撃力/会心/速さ,防御ステータスとしてHP/防御力/回避の全6種類が存在する。
ステータスを上昇させるためのポイントは,レベルが上がると攻撃と防御でそれぞれ別個に入手できる。自分の伸ばしたい特性にポイントを振っていけばいいだけなので,どれに振るかで悩むことは少ないだろう。仮にステータス振りが気に入らなくなった場合でも,ゲーム内マネーでステータス振りをリセットすることができる。
隣り合ったアビリティを順に取得できる
キャラクターの成長要素については,もう一つ,3レベルごとに入手できるポイントを割り振る「アビリティ」という要素もある。こちらは各武器の特色を際立たせる役割があるが,すべてのアビリティを入手することはできないので,自分の目指す戦闘スタイルに合ったものをチョイスしていくことになる。詳しくは後述するが,本作ではメイン武器とサブ武器の組み合わせによって特殊なスキルを使えるようになっており,その際に対応するアビリティを習得しておく必要があることに注意しよう。
なお,ステータスと同様にアビリティの割り振りもゲーム内マネーでリセット可能となっている。
また,レベルアップしていくと開放される「奥義」というものもある。メインスキル,上位スキル,攻撃,防御,戦術,特殊の6分野のそれぞれで1つの奥義を設定して,能力アップを図ることができるのだ。取得している奥義からいつでも自由に選択できるので,状況に応じてキャラクターをカスタマイズしていこう。
Innocent World RMT