八年安全運営の安全サイトです、ESO RMT
北米時間の2016年6月12日,カリフォルニア州のロサンゼルス市内にある映画撮影用スタジオ「LA Hangar」において,Bethesda SoftworksはE3 2016の事前プレスカンファレンス,「The Bethesda E3 2016 Showcase + BE3 Plus」を開催した。
この模様はライブストリーミングが行われたほか,4GamerでもBE3 Plusで新発表された情報の多くは紹介済みだ。しかし多くの情報がまとめて発表されたので,ここでもう一度まとめておきたい。
昨年,E3 2015に合わせてアカデミー賞授賞式も開催されるドルビー・シアターにて,Bethesdaにとって初めてながらも華々しく開催された「Bethesda's E3 Showcase」(BE3)は,多くのゲーマーにとって非常に印象深いものだったはずだ(関連記事)。
2015年の大ヒット作の一つとなった「Fallout 4」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)を筆頭に,同社にとってモバイルゲーム初参入作品となる「Fallout Shelter」(PC / iOS / Android),さらには装いも新たに新登場となった「DOOM」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)などの作品がアナウンスされ,その勢いをまざまざと見せつけたからだ。
その1年後のカンファレンスとなる今回,会場に集まったメディアやファンはさまざまな予想をしていたことだろう。大型DLC「Far Harbor」がリリースされたばかりのFallout 4の,2016年度後半の戦略は? そしてDOOMはどのように進化していくのか? 多くのゲーマーが期待する「The Elder Scrolls V: Skyrim」(PC / PlayStation 3 / Xbox 360)のリマスター版や,最近ウワサが断続的に漏れ伝わってきた「PREY」の新作は? さらに,ここのところ沈黙が続いていた「Dishonored 2」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)の開発状況は……?
Bethesda Softworksは,グローバルに展開する大規模パブリッシャと比べると,傘下に多数のデベロッパを抱えていたり,複数のプロジェクトを同時に進められるような器用な企業ではない。どちらかというと,玄人受けする完成度の高いゲームを丁寧に作り上げるという印象を,多くのゲーマーが抱いているはずだ。
筆者自身もまた,今回のイベントに関しては,意外な新規プロジェクトを多数発表するというものではなく,カンファレンスを継続的に開催できるほどに成熟したパブリッシャへ成長したことを見せるのが主目的だろうと予想していた。
しかし,その期待はのっけから良い方向に裏切られる形となった。カンファレンスが始まるや否や,誰も予想していなかった「Quake Champions」の制作を発表したのである。以下,速報でカバーし切れなかったことなども含め,プロジェクトの発表順にイベントの模様をまとめて総括していきたい。