「V4 RMT」は「HIT」、「OVERHIT」などアクション性の強いタイトルを開発してきたNAT Gamesが送り出すMMORPG。Unreal Engine 4を使った美しいグラフィックスやPCとのクロスプレイ、サーバーの垣根を越えて他のプレーヤーと遊べる「インターサーバーシステム」などが特徴のタイトルだ。
今回は「V4 RMT」開発プロデューサーのイ・ソンホ氏にメールインタビューを行なった。氏は質問に対し、本作のコンセプトや魅力、気になる課金要素から運用方針まで多くのことを語ってくれた。別途お届けしているプレイレポートとあわせて、インタビューをチェックしてサービス開始に期待して欲しい。
「他のプレーヤーとの関わりから生まれる経験で、MMORPGの本当の面白さを提供したい」
――まもなく配信を迎える「V4 RMT」はそもそもどんなタイトル、どのようなMMOなのでしょうか?
イ・ソンホ氏:「V4」は、2019年11月に韓国でリリースされたMMORPGで、大規模のユーザーが集まって繰り広げる戦闘やボス討伐のようなコンテンツに集中したタイトルです。最近はグローバルサーバーがリリースされており、まもなく日本版のサービスが開始される予定です。
「V4 RMT」―Victory Forは、それぞれ求めるものが違うユーザー同士が集まって努力することで勝利し、そこから各自が望むものを手にすることを期待して名付けたタイトルです。
開発当時のモバイルMMORPGは、小規模のユーザー同士が集まって行動するタイトルが多かったのですが、「V4」ではパーティーより大きい、数十人規模のギルドが目標を決めて一緒にゲームを楽しめるようにデザインすることに重点を置きました。さらには、ギルド同士が連合を作り、1つのサーバーとして他のサーバーと勝利を競うことができるようなゲームを作ることに集中しました。
「V4 RMT」のもう1つの特徴としては、ギルドシステムの強化があります。ギルドメンバーたちと攻略することができる、ギルド専用ダンジョンや、様々なギルド効果などを付与しています。
――これまで貴社は「HIT」、「OVERHIT」などアクション性の強いタイトルを展開されてきました。今回新たにMMORPGを開発することになったのはなぜでしょうか?
イ・ソンホ氏:NAT GAMESではアクションRPGの「HIT」や、キャラクター収集ゲームの「OVERHIT」に続いて、大規模のユーザーが相互作用する本格的なMMORPGを作りたいという気持ちがありました。開発が決まった時期には、スマホのパフォーマンスもどんどん発達していましたので、モバイルで数百人規模のプレーヤーが集まる3DのMMORPGをリリースするにも時期的に問題ないだろうという考えもありました。
開発チームは、以前からPC MMORPGでの豊富な開発経験を持っていましたが、モバイルでは新しい環境に挑戦することになるので、原点に立ち返ってゲームのコンセプトに悩んでいました。そして、その結果として生まれたのが今回リリースした「V4 RMT」です。